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2012年9月25日 (火)

事業開始の際にまず初めに決めること

皆様、こんにちは。

皆様は、事業を始める際(会社設立、個人事業開始)に、最初に何を決めますか?

営業する場所ですか?
従業員の数?
それとも、
資金繰りのことでしょうか?

会計事務所を開業して間もなくの頃、知人から、「税金のことで相談したいことがある」と連絡がありました。
何か、お店を開きたいとの事でした。

お店を開くなんて、大変素晴らしいことですし、とにかく直接会って詳しい話をお聞きしましょうということになり、早速スケジュールを調整してお会いすることにしました。

お話を聞いてみると、飲食店(洋菓子・軽食)を開きたいとのことで、どのくらいお金がかかるのか、どうやって調達するのが良いのか、迷っているということでした。
初めは、資金繰りの問題かと思いましたが、続けていろいろ話を掘り下げてみたところ、すぐに問題は違うところにあることに気づきました。

その方は、

- お店を開店するためノウハウ本のコピーや、

- ネットで調べた開業関係の情報の印刷物、

- お店の候補地の資料(①東京23区の若者の集まる場所、②ご実家、③関東北部の親御さん所有の店舗、など)、

- 他のお店のホームページからとったメニューの印刷物、

- 金融公庫のローンの資料

など、たくさんの資料を集めていろんなことを調べていて、しかも、いつでもお店のことを考えることができるようにいつもそれらを持ち歩いているとのことでした。
しかし、資金のこと、場所のこと、販売方法のこと、価格設定のこと、、、、すべてについて悩んでしまって決めることができない、とおっしゃいました。

なぜ、その方はそこで立ち止まってしまったのか。
それは、肝心なことが欠落していたからです。

例えば、お店の場所ですが、その方が候補と考えている

①東京23区の若者の集まる場所
②ご実家
③関東北部の親御さん所有の店舗

とでは、あまりにも条件が異なりすぎます。
にも関わらず、その方は、①~③の候補地を同列として考えており、①~③のどの場所にお店を開いたらよいのか、悩み続けていたのです。

問題はつまり、

「何を」

「誰に」

売りたいのか、についての明確なイメージを、その方は決めていらっしゃらなかったのです。


「何を」 「誰に」 が決まっていなければ、

どこで売らなくてはならないのか、

どんな方法でなくては売れないのか、

という議論には進めません。

必要な資金、お店の規模、価格などは、その後に決定する項目です。

私は、その方に、まず、

「何を」

「誰に」

売りたいのか、具体的なイメージを持ってくださいとお願いしました。
資金計画や、価格設定等は、その後改めてご相談にのります、と申し上げました。

お店をオープンする目標は1年後とのことですので、まだ時間的に余裕がありますから、秋のうちにいろいろなお店の成功例などをリサーチして、秋以降は具体的になったプランに基づいて活動を始めるのが良いでしょうともお伝えいたしました。

その方からは、うれしいことに、「お店を開く決心はしたものの、何もかも悩むことばかりで先に進めないでいたが、小笠原さんと会って話を聞いているうちに、いろんな課題がクリアになり、自分がやらなくてはならないことがわかってきました」とおっしゃっていただきました。
その後、何度かE-mailで状況についてご連絡いただいたりしています。

世間には、事業を始める際の情報に溢れていますが、最も大切なことは、自分が「何を」 「誰に」 売りたいのか、ですね。

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小笠原会計事務所
公認会計士 税理士
小笠原 薫子
URL: http://ogasawara-accounting.my.coocan.jp
お問い合わせはこちらから↓
http://ogasawara-accounting.my.coocan.jp/index5f.html

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