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2012年10月 1日 (月)

事業を始めると決めたら・・・・CVP分析利用例

皆様、こんにちは。

前回まで、

「一体どれだけ売って」 - 「どれだけ仕入れれば」 - 「どのくらいの利益が上がるのか」

という関係についての分析(CVP分析、損益分岐点分析)が、事業をスタートする際にいかに重要かということの説明をしてきました。

さて、以前、お店(洋菓子・軽食)を持ちたいと考えている知人の話を書きました。

 ↓

http://ogasawara-accounting.tea-nifty.com/hp/2012/09/post-cdbc.html


その方は、いろいろ検討しても、メインとなる商品や、対象となるお客様がイマイチ絞り込めない。。。。
きっと、とても器用で、しかも優しい気持ちの方なので、いろんな商品を作れるし、いろんな方にいろんな商品を召し上がっていただきたい・・・・と思ってしまっているのでしょう。

でも、実務上話が先に進まみません。

そこで私は、3つのお店の候補地、つまり、

①東京23区の、たくさんの、但し流行がめまぐるしく変化する、若者の集まる場所での貸店舗(駅前を前提)

②ご実家で店舗を建設(県庁所在地でビジネス・商業の中心となる市内の、おそらく住宅地)

③関東北部の親御さん所有の店舗で営業

の各ケースをシミュレーションし、CVP分析を行ってみれば一歩先に進めるのではないかと考え、3つのケースの比較を作成し、業種・地域の情報や、売上形態についての検討(店舗での飲食、持ち帰り、お取り寄せなどの販売方法の考慮)を加えた資料をご提示しました。

すると、上記の3つのケースは、粗利率は同一でも固定費の額がかなり異なるため、目標とする売上高(=損益分岐点)に大きな差が出てくるということが、CVP分析を行なうことによりビジュアル的にかなり明確となりました。
あとは、業種の特徴や各地域のマーケット情報など、収集可能な情報をプラスして、自分の夢をかなえることができるのはどこなのか、を検討することが重要です。

知人は、3つのケースのCVP分析結果を検討し、早速家族会議を開いて話し合った結果、①の方向で、具体的に構想を練り直し、店舗探しを始めることに決めたそうです。


この場合は、

- 店舗の所有形態

- 立地条件

- 顧客層

などが、3つの候補地の条件が明確に相違していたため、単純なCVP分析結果を比較して目標売上高を明確にした上で、地域の特性を考慮することにより、どの選択肢が知人の将来のビジョンとマッチしたのか、ということが自ずと浮き彫りにされたケースです。

知人がどのようなお店を開くのか、今から私も楽しみです。

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小笠原会計事務所
公認会計士 税理士
小笠原 薫子
URL: http://ogasawara-accounting.my.coocan.jp
お問い合わせはこちらから↓
http://ogasawara-accounting.my.coocan.jp/index5f.html

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