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2012年10月20日 (土)

税理士の役割(納税の権利と義務-ひとり言-)

皆様、こんにちは。

最近、「品質の高いサービスを提供するためには“日々是勉強”」、ということで、できる限り研修等に参加しているのですが、昨日は公認会計士協会税務業務部会の研修を受けてまいりました。

事前に通知されていた内容は「国税通則法について」ということでしたので、改正の内容についての説明かな、と思っていたのですが、実際はそんな単純なものではありませんでした。


講義の中心は、

 「納税者には、

  ☆ 義務

  
☆ 権利

  の両方がある。


というものでした。


確かに、憲法第30条に

「国民は、法律の定めるところにより、納税の義務を負ふ。」

と定められていますが、権利についての明文規定は憲法にはありません。

また、各税法には、納税者の義務に関する規定は多いのですが、権利に関する規定は非常に少ないと感じています。


税務の専門家(=税理士)が必要なのは、

「人々が自分の税金を合法的に(もちろん、“脱税”は問題外です)できるだけ安くしたいと考えているから」

であり、そのために、高い報酬を支払ってでも

税務の専門家のサポートが必要である」

と考えているからであり、

タックス・プランニングのできない専門家は、単なる記帳代行と申告書作成業務に過ぎず、存在意義がない」

と、講師の先生が講義の冒頭でおっしゃったのです。


私自身が目標にしていることを、いきなりガツンと言われて、心が引き締まりました。


その後、講義は、納税者の権利義務という観点から、国税通則法の歴史的背景、日米比較、目的・概要、そして今回の改正についての説明が行われました。

私は、このように大きな視点で行われる話を聞くのが大好きなので、とても有意義な時間を過ごすことができました。



ともすれば、税金を支払う義務ばかりに目が行きがちですが、納税者の権利という視点を忘れてはならない、と感じました。

各税法の規定から“納税者の権利”を拾い、常に能動的に合法的なタックス・プランニングをお客様に提案できる税理士でありたい、と改めて実感した一日でした。

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小笠原会計事務所
公認会計士 税理士
小笠原 薫子
URL: http://ogasawara-accounting.my.coocan.jp
お問い合わせはこちらから↓
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